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ネットショップを開業!適したサービスの比較と解説!

デジタル環境が整っているのであれば、誰でもネットショップを開業することができます。

出店する方法は数多くあり、それぞれメリットとデメリットが存在します。

自分にあった出店方法を選ばなければ、失敗してしまうでしょう。

失敗しないためにはネットショップの開業サービスについて、知識を身につけておく必要があります。

基本情報や集客力を比較して紹介するので、選ぶ際の参考にしてください。

ネットショップの出店方法

ネットショップの出店方法には、数多くのサービスが存在します。

ここではショッピングモール(EC)型・独自導入型・ASP型の3つについて紹介していきます。

ショッピングモール(EC)型

ショッピングモール型の出店方法は、一つのサイトに対して複数のネットショップが参加するというものです。

ネットモールなどと呼ばれることもあります。

ショッピングモール型で有名なものは、楽天市場やAmazonなどです。

この出店方法は参加しているユーザーの数が多いので、集客に苦労がないという特徴があります。

サイトの会員IDを一つ入手するだけで良く、獲得したポイントも共有できるのでとても使いやすいです。

有名なショッピングモールに出品することで、信頼を得られるのも特徴の一つとして挙げられます。

独自導入型

独自導入型とは、自社サイトを構築することを指します。

ショッピングモール型とは違い、自分たちで集客を行わなければなりません。

独自導入型には、月にかかる費用が抑えられるというメリットもあります。

webマーケティングに関する知識があるなら、ブランディングを高めることも容易です。

この出店方法は、ノウハウがどれだけ獲得できているかによって利用しやすさが大きく違ってきます。

ASP型

ASP(Application Service Provider)型は、自社ECサイト構築の手法の一つです。

ASP型以外の手法には、フルスクラッチ型・パッケージ型・オープンソース型があります。

ASP型は誰でも簡単に独自ECサイトを構築でき、はじめから必要な機能が揃っているので初期コストを抑えることも容易です。

ネットショップ開業サービスの基本情報比較表

ショッピングモール型独自導入型ASP型
初期費用0円〜30万円程度0円0円〜15000円程度
月額費用0円〜60000円以上3500円程度0円〜5000円程度
決済手数料0%〜15%程度0%0%
デザイン制限制限が多い自分でカスタマイズ可テンプレート次第

【ショッピングモール型】

ショッピングモール型は費用がかかりますが、確実に集客が見込めます

手数料も他のサービスより、高く設定されています。

デザインで独自性を出すのは難しいのですが、集客のためのイベントが豊富です。

【独自導入型】

独自導入型はカスタマイズの自由度が高い開業サービスです。

自社のブランディングを使ってプロモーションをしなければならないので、知識とノウハウがあることを求められます。

【ASP型】

ASP型はECサイトに必要な機能が揃っているので、価格が低く抑えられます

ITの知識がなくても独自のドメインで、サイトを立ち上げることが可能です。

気になるそれぞれの集客力の比較

ここでは出店方法ごとの集客力を、比較していきます。

ネットショップを開設する際に、集客力を基準に選びたい方は参考にしてください。

ショッピングモール型の場合

ショッピングモール型の出店方法は、他の開業サービスよりも集客力が高いです。

ショッピングモール型として有名なサービスには、楽天市場・amazon・yahooショッピングなどがあります。

楽天市場は利用料が高いですが、最も集客を見込めるサービスです。

独自導入型の場合

独自導入型のネットショップには、EC-CUBEやmagentoなどがあります。

すべてを1から自分で構築しなければなりません

集客も自分で行う必要があるので、集客量は事業者の知識次第だと言えます。

ASP型の場合

ASP型としては、BASEやSTORESなどが有名です。

このサービスを利用することで、初期費用や手数料を低く抑えることが可能になります。

集客力は、あまり期待しない方がいいでしょう。

ネットショップの開業方法選びに重要な要素とは?

ここではネットショップ選びをする際に、押さえておくべきポイントを見ていきます。

初期費用がいくらかかるか

初めてネットショップを開設する時は、誰もが手探りな状態から始めなければなりません。

売上がどの程度あるのかわからない場合、高い初期費用をかけるのはリスクが高いと言えるでしょう。

ですから、なるべく初期費用がかからない開業方法を選んだほうがいいです。

ランニングコストに注意する

どのような出店方法であっても、必ずランニングコストは発生します。

月額サービスだけでなく家賃や人件費などもコストに含まれるので、けして安いものではありません。

すでにある程度の実績がある場合は、それほど考慮しなくても問題ありません。

開業が初めてで売上の予測が立たない時には、注意が必要です。

運用のしやすさ

運用のしやすさも開業方法選びには、重要なポイントになります。

商品の登録や受注管理は毎日の業務に関わるものなので、やりやすいものを選びましょう。

運営しながらデザインを変更していきたい場合は、編集がやりやすいかどうかも重要です。

タイプ別!おすすめのネットショップ開業方法

ネットショップは開業方法ごとに、向いている人・向いていない人が違います。

ここではどのような方におすすめできるのか、開業方法ごとに解説していきます。

ショッピングモール型がおすすめな人

ショッピングモール型は広告費や手数料など、多額のランニングコストがかかる手法です。

ですからショッピングモール型は、多少費用がかかっても大きな売上が見込める事業者におすすめできます。

大量の商品を取り扱う業態の方が、特に向いていると言えるでしょう。

独自導入型がおすすめな人

独自導入型では多くの構築手法の中から、自分にあった手法を選択することができます。

自社のサイトを自由に作ることができるので、知識やノウハウがある人におすすめです。

自社のブランド名で集客するので、固定客が多い事業者にも向いていると言えます。

ASP型がおすすめな人

ASP型は小規模な事業者におすすめの開業方法です。

ネットショップを立ち上げるのが初めてで、なるべく費用やリスクを抑えたいという方にも、利用しやすいでしょう。

編集が容易なので、デザインなどを自分でカスタマイズしようと思っている方に、この開業方法はおすすめできます。

おすすめのネットショップ開業サービス

ネットショップ開業サービスごとにかかる費用を、解説していきます。

ここでは楽天市場・shopify・BASEという、3つのサービスにかかる費用を見ていきます。

売上を伸ばしたい人向け:楽天市場

初期費用60000円
月額費用 がんばれプラン:19500円
スタンダードプラン:50000円
メガショッププラン:100000円
決済手数料がんばれプラン:売上高の3.5〜7%
スタンダードプラン:売上高の2〜4.5%
メガショッププラン:売上高の2〜4.5%
URLhttps://www.rakuten.co.jp/ec/

楽天市場は、楽天グループ株式会社が運営しているオンラインモールの名称です。

会員数が多いので、労せずして集客することができます。

手数料やランニングコストが高いというデメリットもありますが、その分イベントなどが多数おこなわれているなど利点も豊富です。

楽天市場にはECコンサルタントと言う名称のサポートがあります。

このサポートを利用することで、初めての事業者でも売れる店舗の作成が可能です。

海外販売を目指したい人向け:shopify

初期費用0円
月額費用ベーシックプラン:25ドル
スタンダードプラン:69ドル
プレミアムプラン:299ドル
決済手数料ベーシックプラン国内カード3.4% 国外カード3.9%
URLhttps://www.shopify.com/jp

shopifyは2004年にカナダで生まれたECサイト作成サービスの名前です。

2017年に日本法人が設立され、海外向けに販売したい事業者から支持を得ています。

最大5言語で販売してもらえるだけでなく、ペイパルのような決済サービスにも対応可能です。

カスタマイズ性が高く、コードが書けなくても直感的にサイトをデザインできることもshopifyの特徴と言えます。

ネットショップ初心者さんにおすすめ:BASE

初期費用0円
月額費用スタンダードプラン:0円
グロースプラン:5980円
決済手数料スタンダードプラン:3.6%+40円
グロースプラン:2.9%
URLhttps://thebase.in/

BASEは初心者にも使いやすい、ネットショップ作成サービスです。

プランによっては儲けが出るまで料金が発生しないので、コストを抑えたいと考えている事業者に向いています。

チャット形式のオンラインサポートも豊富なので、学びながらでもネットショップを作成可能です。

ネットショップ開業サービスを比較して起業をしよう!

ネットショップ開業サービスはそれぞれに特徴があり、事業者によって向き不向きがあります。

正しく選択するためにはサービスごとの性質をよく知らなければなりません。

どのネットショップでも、開業するには住所や連絡先が必要になりますが、そのためにわざわざ実店舗を持つのは不経済です。

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都内の1等地の住所を使えるので信頼も得られます。