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海外出稼ぎはいくら稼げるの? おすすめの職種や向いている人の特徴、注意点を解説

海外出稼ぎ

日本における平均賃金の停滞や円安の影響で、海外で働こうという人が増加傾向にあります。

効率的にお金を稼ぐ有効な方法ではあるものの、実際にどのような働き方となるのか分からないという人も多いでしょう。

住み慣れた日本を離れて働くには、予備知識を身に付けてしっかり準備しておくことが大切です。

本稿では海外で働くために必要なビザ手続きやおすすめの職種、気になる生活費や給与事情について触れていきます。

また、海外で出稼ぎをするにあたって日本の住所や銀行口座が必要になるシーンも少なくありません。

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海外での出稼ぎはいくら稼げる?

海外出稼ぎ

海外への出稼ぎでどれくらいの収入が得られるのかは、どこの国へ行くか・どんな仕事をするかによって大きく変動します。

一つの目安としては、各国の最低賃金に基づいて計算するというのがおすすめです。

まず、日本の最低賃金は2022年時点で全国平均約960円となっています。

1日8時間労働を週5日続けたとして、1ヶ月を4週間換算すると960円×8時間×5日×4週=15万3600円です。

同じ計算方法で英語圏トップクラスの最低賃金を誇るオーストラリアを例にとると、2022年時点の最低賃金が約1900円なので1ヶ月あたりの収入は30万4000円となります。

日本からの語学留学生が多いカナダを例にとっても、2022年時点のトロントにおける最低賃金約1500円で計算すると月収24万円です。

もちろんこれは極端な例であり、給与から引かれる税金や必要になる生活費・物価などは各国の事情によって異なるのでその点には十分留意しておきましょう

海外での出稼ぎにおすすめの仕事内容・方法とは?

海外出稼ぎ 仕事内容

海外への出稼ぎで効率的に収入を上げるためには、「外国人としての日本人」を活かせる仕事に就くのがおすすめです。

一般的に日本人が海外で出稼ぎするのにおすすめと言われている仕事には、以下のような職種が挙げられます。

職人系の仕事

日本は世界的に見ても工芸品のクオリティが高く、海外でも高く評価されています。

もしも工芸品の制作スキルを身に付けているのであれば、それを活かして働くことが出来るでしょう。

高い技術力が認められれば厚待遇も期待出来るため、比較的短期間で高収入を実現出来る可能性があります。

直接職人として雇ってもらう以外にも、自分で制作した作品を販売したり輸入販売を手がけたりといった選択も可能です。

日本語教師

日本人であることを最大限に活かすのであれば、日本語教師として働くのがおすすめです。

日本語は数ある言語の中でも比較的複雑で学習難易度が高めであるとされています。

その日本語を生まれ持った環境で身に付けているということは、海外での出稼ぎにおいて大きなアドバンテージとして活用出来るのです。

ただし、日本語教師として働くためには現地の言語も学習しておかなければならないのでその点には注意しましょう。

IT系

IT系の仕事、特にエンジニア職は日本だけではなく世界的にも人材が不足しているため比較的給与が高めに設定されていることが多いです。

プログラミング言語は世界共通なので、日本で身に付けた知識やスキルをそのまま活かせるという点でおすすめと言えます。

リモートワーク・フレックス出勤・フリーランスなど働き方の幅も広い職種なので、現地でも自分に合った生活スタイルを維持しやすいのもポイントです。

ホテル・レストランのスタッフ

求人が多く仕事を見つけやすいという点では、ホテルやレストランのスタッフとして働くというのも良いでしょう。

日本人が多い国や地域では日本料理店や日本人向けの宿泊施設もあるので、そういった施設であれば比較的就労のハードルが低くなるでしょう。

海外ではチップの風習があるところも多いので、思わぬ臨時収入やモチベーションアップも期待出来ます。

通訳・翻訳

高度な言語スキルを活かすのであれば通訳や翻訳家を目指してみるのがおすすめです。

通訳は現地の言語と日本語を瞬時に言い換えるスピード感が求められる職種であり、技能の高さから高収入が期待出来ます。

公的機関・民間ツアー会社・放送分野など活躍の幅も広いので、アクティブに仕事をしたい人におすすめと言えるでしょう。

翻訳家はより一層文語的・文学的な言語能力が求められるため、アカデミックな仕事がしたい人に向いています。

海外出稼ぎ

海外での出稼ぎに向いている人物像

海外出稼ぎ 人物像

海外への出稼ぎは生活環境が日本と大きく異なるため、人によって向き不向きがあります。

ここでは海外で働くのに向いている人の特徴を紹介していくので、自身に適性があるかどうかチェックしてみてください。

英語・現地の言葉が話せる人

海外へ出向いて最も壁を感じるのはコミュニケーションであると言われています。

したがって、現地の言葉や世界的な公用語となっている英語を話せる人は海外での出稼ぎに向いているでしょう。

現地の言葉や英語を話すことが出来なくても従事出来る仕事はありますが、語学力が高いと選べる職種の幅が広がるので高収入を実現しやすくなります。

長期的な視野を持っている人

海外へ出稼ぎに行くということは、ある程度の期間を現地で過ごしながら働くということです。

ワーキングホリデーのように比較的短期間の働き方もありますが、それでも基本的には1年以上の滞在が想定されています。

効率的に海外で出稼ぎするためには、長期的な視野で働き方を考えている人が向いているのです

好奇心旺盛でチャレンジ精神の強い人

海外での生活や労働は日本に住んでいたころとは様々な点が異なり、ある意味刺激に満ちた環境であると言えるでしょう。

新しいことに積極的であり、チャレンジ精神が旺盛な人にとっては自分を活かせる働き方であると言えます。

さらに、海外では能動的に動いて自分をアピール出来る人が評価されやすい傾向が強いです。

ビジネス面での出世や昇給という意味でも、チャレンジ精神は重要なカギになるでしょう。

現地の文化・働き方を受け入れられる柔軟性のある人

海外の生活における文化や働き方は日本のそれと大きく異なります。

現地のマナーやモラルに従って生きることが求められるため、柔軟な思考と対応力に自信がある人が海外への出稼ぎに向いていると言えるでしょう。

食事・挨拶・店員へのチップなど日常生活の細かいところまで順応していく姿勢が大切です。

海外での出稼ぎに向いていない人の特徴

海外出稼ぎ 向いていない人の特徴

海外への出稼ぎに向いていないタイプの人も存在します。

次の2つに当てはまる方は、海外での出稼ぎは慎重に考えたほうが良いでしょう。

それぞれの詳細について、解説します。

新しい文化や考え方に慣れる柔軟性がない人

出稼ぎ先の国によっては、多種多様な国・人種の人々が暮らしています。

国や人種によって、文化や考え方などは異なるものです。

それぞれに柔軟に対応できない人の場合は、海外での仕事に難航してしまうかもしれません。

文化や考え方の違いを理解し受け入れ、適した対応力を身につけるには、異文化が混ざり合う環境に慣れることが唯一の解決策です。

英語のスキルアップを怠る人

英語のスキルアップに時間や労力を注がない人は、海外での出稼ぎが思うように進まない可能性が高くなります。

英語力は現地でのコミュニケーションに欠かせないスキルです。

英語力の不足によりユーザー・顧客との意思疎通に不安があると雇用主に判断されれば、収入の高い時間帯や希望する職種につけない可能性も考えられます。

事前に十分な英語力を身につけて渡航するか、現地で働きながら少しずつ英語力を磨いて、語学力の向上を目指しましょう。

海外で出稼ぎをするメリットとは?

海外出稼ぎ メリット

海外に出稼ぎをすることで、次の2つのメリットが得られます。

内容の詳細について、見ていきましょう。

海外での職務経験や生活経験が手に入る

近年では日本で暮らす外国人も多くいます。

また、海外ユーザーをターゲットとした事業も少なくありません。

そのため海外での職務・生活経験を持つ従業員は、企業が強く求める人材です。

海外での出稼ぎが、日本での就職活動に有利になる可能性は大いにあります。

チップ文化によりさらに収入アップが見込める

国によっては、「チップ文化」が存在します。

チップ文化がある国では、雇用主から支払われる報酬とは別にチップ代がプラスされるため、収入の大幅アップが見込めます。

チップ文化のある国はさまざまですが、日本からの出稼ぎとして人気の国の中では、下記がチップ文化のある国として挙げられます。

  • アメリカ
  • イギリス
  • フランス
  • イタリア
  • インド
  • タイ
  • フィリピン

チップは必ずもらえるとは限りません。

しかし快いサービスを提供した場合は、受け取れる可能性が高くなります。

出稼ぎでより多くの収入を得たい人は、チップ文化のある国を渡航先の候補に加え、現地の人に喜ばれるサービスを研究してみましょう。

海外で出稼ぎをするデメリットとは?

海外出稼ぎ デメリット

海外で出稼ぎをすることはメリットばかりではありません。

次の2つのデメリットがあることも踏まえて、海外での出稼ぎを検討しましょう。

簡単に海外へ移住するのは難しい

海外への移住は、日本国内で引っ越しをするように簡単にできるものではありません

たとえば住む場所の確認のために、日本と渡航先の国を複数回移動しなくてはならないケースがあります。

またビザの申請手続きにも、費用や手間が発生します。

これまで当たり前のように食べていた日本の食事も、海外では手に入れるのが困難です。

水が体に合わず体を壊したり、日本の家族や友人に会えないことでホームシックになったりする可能性も考えられるでしょう。

これらのリスクがあることから、海外への出稼ぎを躊躇(ちゅうちょ)する人も少なくありません。

環境が合わずに働けなくなる可能性がある

海外の環境や文化は、日本と異なります。

環境の変化に心や体がついていかず、心身共にすり切れてしまうことも、あるかもしれません。

その結果、出稼ぎに出たとしても十分に働けず、帰国に迫られる可能性もあります。

海外で出稼ぎをする場合の注意点3選!

海外出稼ぎ 注意点

海外で出稼ぎをする際は、次の3つに注意をしましょう。

それぞれに内容について、解説します。

海外での出稼ぎで必要となる生活費に注意する

海外出稼ぎ 生活費

海外での暮らしに必要な生活費は、現地の物価によって大きく変動します。

おおまかな内訳は「家賃」「光熱費」「食費」「通信費」などで、基本的には日本と変わりありません。

家賃についてはシェアハウスなどを活用すると安く抑えることが出来ます。

一般的に日本の東京で一人暮らしする場合の平均予算は18万円前後です。

同じアジア圏の国々を参考にしてみると、生活費が高いことで知られているシンガポールの場合は月々約23万円と言われています。

比較的生活費が安く済む地域はフィリピン・インドネシア・ベトナムなどで、平均10~11万円程度で暮らしていけます。

出稼ぎ先の仕事で得られる収入とバランスをとりましょう。

ビザや労働許可について事前に確認する必要がある

海外出稼ぎ ビザや労働許可

日本人が海外で働く場合は原則的に就労ビザの取得が必要となります。

取得までは平均2週間から1ヶ月程度、長ければ2~3ヶ月待つことになるケースもあるので事前に各国大使館のホームページなどで確認しておきましょう。

また、就労ビザ取得のために満たすべき条件や必要書類も各国によって異なります。

条件面では学歴・平均月収・実務経験など、書類は卒業証書や職務経歴書の提出が求められるケースが多いです。

就労ビザを取得するためにはまず現地企業での内定をもらい、現地に移ってから必要書類を提出するというのが基本的な流れとなります。

できるだけ多くの求人サイトに登録して海外出稼ぎに備える

海外にも、求人サイトが存在します。

出稼ぎの前にできるだけ多くの求人サイトに登録をして、働き先の候補を増やしておくと安心です。

また、求人サイトには求められるスキルや経験が記載されています。

自身が持つスキル・特技が海外で活かせる仕事は何かを見定めるのに、役立つでしょう。

このように、求人サイトは働き口を見つける以外にも、海外での出稼ぎに役立つ存在です。

ぜひ、渡航前に登録をして出稼ぎをスムーズに進行させましょう。

海外出稼ぎ

「日本で海外の仕事をする」ことも考えよう

海外出稼ぎ

海外での出稼ぎは効率的に収入アップを図ることも出来ますが、その分移住や手続きなどやるべきことの手間・負担も少なくありません。

場合によっては、日本でフリーランスとして働いて海外からの依頼を受注するという働きかたが有効なケースもあります。

海外から受注する場合も英語や現地語でのやり取りが基本となりますが、チャットやメールでコミュニケーションを取るため翻訳ソフトを使用すれば問題ありません。

海外のクライアントに特化した案件紹介サービスもあるので、仕事が獲得出来ないといった事態にもならないでしょう。

海外からの案件探しはフリーランス向けのグローバルサイト「Fiverr(ファイバー)」がおすすめです。

日本に居ながらフリーランスとして海外からの案件を受注するためには、まず日本で開業する必要があります。

国際的なやり取りが多くなるため、個人情報の取り扱いにも気を付けておきたいところでしょう。

そんな時におすすめなのが、バーチャルオフィス提供サービスの「NAWABARI」です。

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NAWABARIは国内のEC事業者とインフルエンサーから特に人気を博しているサービスであり、業界唯一のPマーク取得企業となっています。

個人情報を守りながらオフィス機能を保持出来るので、海外からの案件受注の際には利用を検討してみてください。

海外での出稼ぎで成功をするためのポイント!

海外出稼ぎ ポイント

海外での出稼ぎを成功させるためには、まず「出稼ぎに行く目的」を明確にしておきましょう。

例えば「単純に日本よりも収入の高い仕事がしたい」「現地でしか出来ない仕事がしたい」「世界を見て知見を広げたい」など、様々な理由が挙げられます。

目的が明確であれば出稼ぎに行く国や仕事選びにも方向性が見えてくるため、現地に行ってからのミスマッチ防止に効果的です。

また、「現地の生活環境や文化について事前に情報を集める」ということも重要なので覚えておきましょう。

快適な環境で暮らしていければ仕事にも身が入るようになるため、結果としてパフォーマンスの向上や昇給が期待出来ます。

海外出稼ぎでよくある質問とは?

海外出稼ぎ よくある質問

海外の出稼ぎでよくある質問について、解説します。

上記2つの質問の回答内容を見てみましょう。

英語が話せなくても海外での出稼ぎはできる?

英語が話せなくても、海外でお金を稼ぐことはできます。

たとえば、下記の職種であれば高い英語スキルがなくても採用をしてくれるかもしれません。

  • 日本人向けツアーガイドといった日本人がターゲットの事業
  • 調理や皿洗いなどの接客業以外の仕事
  • 日本語教師など日本語をメインに扱う事業

英語が話せなくても海外で稼ぐことはできますが、生活をする上で英語力は欠かせません

現地の人と必要最低限のコミュニケーションは取れるように、中学英語以上の英語スキルは身につけた上で渡航をしたほうが安心です。

短期間の海外で出稼ぎをする方法はある?

短期間の海外渡航で出稼ぎをしたい方は、ワーキングホリデイ(ワーホリ)を活用すると良いでしょう。

ワーホリとは、就労が認められたビザのことです。

ワーホリでの滞在可能期間は基本的に1年間であるため、短期間での就労を求める方にぴったりのビザです。

ただし、ワーホリビザには年齢制限あります。

国によって年齢の条件は異なりますが、多くの国が18〜30歳までを受け入れ対象としているのが現状です。

対象年齢にあてはまらない方はワーホリビザを取得できないため、注意しましょう。

海外への出稼ぎや海外からの受注で、効率的に収入アップを図ろう

海外出稼ぎ まとめ

日本での仕事に不満を感じているのであれば、海外への出稼ぎが有用な選択肢となる可能性があります。

自身のスキルや現地の物価・生活環境・文化などを踏まえて、納得した上で働くようにしましょう。

また、国内に居ながらでも海外からの案件を受注することは出来ます。

NAWABARIであれば、月額1,100円〜住所の貸し出しや郵便の受付などが可能です。

そのほかにも、海外での仕事に役立つサービスを提供しています。

フリーランスとしての活動範囲を広げる際には、安心・安全に定評があるNAWABARIの利用を検討してみてください。

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