起業というと、どこかの会社で働き実績を積んだ上で起業する、というパターンを想像する人が多いかもしれません。
実際は、起業家のタイプは様々で中には大学生で起業したという人もいます。
そこで本記事では、大学生起業の成功例について解説していきます。
大学生起業のメリット・デメリットや起業を成功させるポイント、役立つサービスなども合わせて解説するので参考にしてみてください。
大学生起業の成功例
大学生起業の成功例の1つとしてよく取り上げられるのが堀江貴文さんです。
堀江貴文さんは東京大学在学中にホームページ制作などを行う、オン・ザ・エッジという会社を起業しました。
1997年に株式会社化、2002年にライブドアの営業権を得てからは、2004年に「株式会社ライブドア」に改名、M&Aを積極的に行うことで急成長を果たしました。
また、堀江裕介さんも大学生起業の成功者の1人です。
堀江裕介さんは慶應義塾大学に在学中に「株式会社dely」を設立しました。
「株式会社dely」は、短時間の料理動画を提供するサービス「クラシル」が大ヒットしたことで急成長を遂げました。
この他にゲームに関するWebメディアを運営する「ゲームエイト」を創業した西尾健太郎さん、ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASE株式会社を創業した鶴岡裕太さんなど大学生起業の成功例は数多く存在します。
大学生起業のメリットとデメリット
メリット
大学生起業のメリットとして、起業に失敗した時のリスクが比較的低い点が挙げられます。
まず会社員が起業に失敗した場合は、収入の大幅な減少は避けられないでしょう。
自分だけでなく家族の生活が厳しくなる可能性もあるため、会社員の起業は失敗した時のリスクも大きくなります。
一方で大学生は親から仕送りや奨学金で生活をしているケースも多いため、起業に失敗しても生活が厳しくなる可能性は低くなります。
仮に起業に失敗したとしても、就職に切り替えることも可能なうえに、起業の経験が就職活動でプラスに評価される場合もあるため、起業に失敗した時のリスクが比較的低いのです。
この他に大学で専門的な情報を集めやすいなどのメリットもあります。
デメリット
大学生起業のデメリットとして、資金調達の難しさが挙げられます。
起業の際にまとまった資金が必要な場合もありますが、大学生は自己資金が少ない上に信用力が低いため、金融機関からの資金調達が難しいのです。
そのため、飲食店などの初期投資のかかるビジネスには挑戦しづらくなります。
また、学業との両立の難しさもデメリットの1つです。
起業ではやることが多いため、ビジネスに労力を費やす時間が増える傾向にあります。
その結果、学業との両立が難しくなり、勉強が追いつかず単位を落としたり、留年したりする可能性がある訳です。
この他に知識や経験の少なさが原因で失敗しやすい、自由な時間が犠牲になるなどのデメリットもあります。
大学生起業を成功させるポイント
小さく始める
1つ目は、小規模な事業で小さく始めることです。
既に説明したように大学生は資金調達が難しいため、初期投資のかかる大きなビジネスで起業を始めるのは困難です。
また、初期投資が大きいほど失敗した時の損失も大きくなります。
一方で小規模な事業で小さく始めれば初期投資も少なくて済みますし、事業をスピーディーに展開できます。
人脈をつくる
2つ目は、起業の支えとなる人脈をつくることです。
起業では契約や法務関連、経理やリスクマネジメントなど様々な業務が発生します。
これら全てを1人で対応するのは難しいため、起業を支えてくれる人脈をつくることも重要なのです。
幅広く人脈を築いておくことは、仕事の取引や新たな事業展開をしたい時などに役立つ可能性もあります。
起業に必要な知識を身に着ける
3つ目は、起業に必要な知識を身に着けることです。
起業では開業に必要な手続きに関する知識、活用可能な助成制度に関する知識など幅広い知識が求められます。
また、自分が起業を考えている分野の知識を学ぶことも重要です。
このような起業に必要な知識を習得することも、起業を成功させるポイントの1つです。
大学生が安全に起業するにはバーチャルオフィスがおすすめ
バーチャルオフィスとは?
バーチャルオフィスとは
実在しない仮想のオフィスのことで、事業用の住所を貸し出すサービス
です。
住所の貸し出しだけでなく、郵便物の受取や転送、専用電話番号の貸出など事業に必要なオフィス機能を利用できる場合もあります。
大学生起業にバーチャルオフィスがおすすめな理由
大学生起業にバーチャルオフィスがおすすめな理由は、安く住所と安心感を手に入れられることです。
バーチャルオフィスは賃貸オフィスに比べ、低コストで借りられます。
更に都内一等地の住所であっても、バーチャルオフィスなら比較的安価に手に入れることが可能です。
都心の住所を手に入れると信頼性が高まり、クライアントに安心感を与えられます。
安く住所と安心感を手に入れられるのは、信用力が低く資金調達が難しい大学生にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
バーチャルオフィスを選ぶ際に注意すべきこと
バーチャルオフィスを選ぶ際に注意すべき点としては
- 料金がサービスに見合っているかどうか
- 運営会社の信頼性
- 法人登記ができるかどうか
などが挙げられます。
また、サービスによっては契約前の審査が簡単なところもありますが、審査を丁寧に行っていないサービスを利用する場合、想定外のトラブルに巻き込まれる可能性もあるので注意しましょう。
バーチャルオフィスは全国どこでも契約可能!
バーチャルオフィスは全国どこでも契約ができます。
契約者の現住所は関係ありません。
例えば東北に住んでいた場合でも、東京のバーチャルオフィスで住所を借りられる訳です。
大学生起業におすすめなバーチャルオフィス3選!
NAWABARI
NAWABARIは、EC事業者やインフルエンサーなどから支持されているバーチャルオフィスです。
法人登記可能な住所の貸し出し、銀行口座開設紹介なども付いて月額980円から利用できます。
初期費用を抑えて起業したい方にとっては最適なサービスではないでしょうか。
また、BASEや17LIVEなど様々なプラットフォームと提携しているため、起業のためにプラットフォームを利用する予定の方にもおすすめです。
ナレッジソサエティ
ナレッジソサエティは、月額4950円で東京都千代田区の銀行所有ビルを住所として利用できるバーチャルオフィスです。
費用を抑えながら信頼性の高い住所で登記できるうえに、審査体制もしっかりしています。
また、スタッフが常駐しているので急な来客にも対応可能です。
起業家向けの交流会やセミナーも随時開催されているので、人脈づくりにも役立ちます。
リージャス
リージャスではバーチャルオフィスだけでなく、レンタルオフィスやコワーキングスペースなど様々なオフィスプランを提供しています。
バーチャルオフィスで利用できる住所は信頼性の高い一等地の住所ばかりです。
契約するプランによっては個室のオフィスが利用できたり、会議室が利用できたりします。
バーチャルオフィスを活用し大学生起業を成功させよう
大学生の起業には失敗した時のリスクが低いなどのメリットがあるものの、資金調達の難しさというデメリットもあります。
資金調達が難しいため、初期費用を余りかけずに起業するのが理想です。
そこで役立つのが低コストで事業用の住所を借りられるバーチャルオフィスです。
特に「NAWABARI」は手頃な料金で利用できるので、初期費用を抑えて起業したい方におすすめです。
よくある質問
残念ながら、学生を対象とした起業の成功率のデータは存在しません。
起業の成功率に関しては中小企業庁の「2017年版中小企業白書」に関連データがあります。
これには起業後の生存率が掲載されており、起業して5年後の企業生存率は81.7%です。
事業が継続することを成功とするならば、約8割が起業に成功していると考えられます。
大学生が開業する場合におすすめの分野としては、初期投資が余りかからないIT関連分野、学生・若者ターゲットの分野などです。
学生・若者ターゲットの分野としては宿題や論文などの作成・代行支援、シェアハウス運営などが考えられます。
求人情報サイト運営のディップ株式会社が2019年に公開した大学別の学生起業ランキングによると、学生起業の最も多い大学は東京大学でした。
そして2位に慶應義塾大学、3位に早稲田大学と続いています。