起業というと準備期間や膨大な資金が必要なものと思われがちですが、近年では小規模、低コストで起業できる環境が整っているため、独立起業する人が増えています。
本記事では、今起業するならどのような業種を選べばよいのか、コストを抑えて起業できると人気のバーチャルオフィスとはどのようなものか、おすすめのバーチャルオフィスなどについてご紹介します。
起業する人が多い業種とは?

起業する人が最も多い業種は、情報通信業です。
スマホの普及に伴い、携帯電話やインターネット関連の事業が活発になっていることも理由の一つですが、映像制作やエンジニア、Webクリエイターなどネット環境があれば簡単に起業できる業種が多いことも理由と考えられます。
次いで多いのが医療や福祉関係です。
こちらは需要が高く、設備投資や資格取得の難しさなどを考えると競合相手が激増する心配がないため、安定した収入が期待できる本業として起業するケースが多くなっています。
上記以外には、飲食店や美容業など自分の技術を活かした業種も人気があります。
起業におすすめの業種の傾向

起業する上で自分の好みや強みを生かした業種を選ぶことも重要ですが、開業当初は特に赤字になりやすいため、資金繰りの問題で挫折しないような業種選びをすることも大切です。
以下で、起業におすすめの業種の傾向について見ていきましょう。
融資が受けやすい業種
個人で開業資金を賄うことが難しい、初期費用が高額になりがちな業種の場合、金融機関に融資を受けて開業することになります。
この場合、建設業のように明らかに初期投資が高額になる業種や、介護施設など需要の増加が見込める業種は審査で有利になりやすいです。
初期投資が少ないインターネット利用できる業種
元々自分ひとり、もしくは数人程度で小規模に事業を始めたいという場合は、融資を受けるよりも初期投資を抑えて起業できる業種がおすすめです。
ネット通販やオンライン講師など、インターネットを利用できる業種ならば、設備等の準備もほとんどありません。
起業するなら今が良い理由

起業というのは人生においても重大な決断の一つですが、タイミングとして考えた場合、今はかなり恵まれている時期と言えます。
なぜ起業するなら今が良いのか、その理由を見ていきましょう。
コロナにより巣ごもり消費が増えている
コロナの影響でリモートワークや在宅勤務が一般的となり、従来よりも自宅にいる時間が増え、外出は減少傾向が見られます。
その結果、外出や旅行のための消費が減少し、代わりに自宅で過ごす時間を充実させるための巣ごもり消費が増えました。
この巣ごもり需要にマッチしたサービスや商品を販売する業種は、顧客を獲得しやすいでしょう。
事業がオンライン化している
働き方改革やコロナの影響で、多くの事業においてオンライン化が進められています。
これにより、遠方の顧客や取引先とのやり取り、起業に関するセミナーの受講が容易になり、コストを抑えながら広範囲に事業を展開しやすくなりました。
低コストで起業することができる
上記のオンライン化にも言えることですが、必ずしも対面で契約や取引を行ったり、事務所を構えたりする必要がなくなったため、低コストで起業しやすくなっています。
事務所に関しては、バーチャルオフィスを利用すれば家賃よりも大幅にコストを抑えられますので、ぜひ導入を検討しましょう。
バーチャルオフィスでランニングコスト削減!

起業しやすくなった理由の一つとして、バーチャルオフィスが挙げられます。
なぜバーチャルオフィスがおすすめなのか、どのような点に注意して選べばよいのかを説明します。
バーチャルオフィスとは?
バーチャルオフィスは、
実際の事務所を構えずに、住所の表示や法人登記、会議室の利用、郵便物や電話の受付などの事務所の機能の一部を使用できるサービス
です。
基本的には住所を借りて、会議室や郵便物の転送、受付などは必要に応じてオプションとして申し込む形になりますので、不要なサービスに費用負担をする必要もありません。
起業にバーチャルオフィスがおすすめな理由
起業するときには、本店として実在する住所を公表しなければなりませんが、事務所を借りれば賃料が大きな負担となります。
一方、自宅住所を公開するのはプライバシーの問題でも不安があるでしょう。
バーチャルオフィスであれば、利用料が家賃より大幅に安く、自宅の住所を公表する必要もありません。
また、一等地の住所を使えることが多いため、新規事業ではなかなか得られないブランドとしての価値が加わります。
バーチャルオフィスを選ぶ際のポイント
新規事業でバーチャルオフィスを利用するときは、コスト面だけでなくサービスの内容や信頼性についても確認しましょう。
ブランド価値の高い住所を使えて、受付や郵便物等の転送、法人登記、会議室の利用など、必要なサービスを扱っているところを選ぶ必要があります。
また、
- サポートがしっかりしていること
- 多くの人に利用されていて評価が高いこと
なども重要なポイントです。
バーチャルオフィスは全国どこでも契約可能!

バーチャルオフィスは都心の一等地を住所として貸し出しているところが多いですが、利用する側の住所地は特に制限がありません。
例えば、地方住まいで東京のバーチャルオフィスを利用したいならば、オンラインで申し込みをしてクレジットカードや銀行振込で利用料金を支払うことで契約可能です。
郵便物や電話は借りた住所地に届いたものを転送してもらえますので、バーチャルオフィスの住所地に一度も訪問せずに利用できます。
起業におすすめなバーチャルオフィス 3 選!

実在するオフィスを使わずに運営できる事業ならば、バーチャルオフィスを利用すればコストを抑えられるので便利です。
以下で、おすすめのバーチャルオフィスをご紹介します。
NAWABARI

NAWABARIは、多くのEC事業者やインフルエンサーに利用されています。
目黒区の住所を利用できて入会金0円、年払いにすれば月額980円~という業界最安値水準で、03から始まる電話番号の利用や用件の転送、郵便物の転送などのサービスがついています。
オプションとして電話の代行や転送、インターネットFAXなども利用可能です。
ナレッジソサエティ

千代田区の住所を利用でき、入会金が16,500円、月額料金は4,950円~です。
電話や郵便物の転送、電話代行、会議室の利用などのオプションサービスがあり、最低利用期間は6か月です。
リージャス

国内に多くの拠点を有しているレンタルオフィスの会社で、バーチャルオフィスも多くの拠点があります。
郵便物の預かりや転送が基本プランに入っていますが、月額料金は都内ならば1~2万円台です。
まとめ
近年ではリモートワークやWeb会議など、自宅にいながら働ける環境が整っています。
バーチャルオフィスのようなサービスを利用すれば、初期コストやランニングコストも大幅に抑えられますので、失敗を恐れずに起業に挑戦することができます。
ブランド力を高めるために、好立地の住所を安く利用できるNAWABARIのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
よくある質問を集めました
バーチャルオフィスの活用などである程度コストを抑えられるとはいえ、やはり初めて起業するときには不安がつきものです。
以下に、起業についてよくある質問について見ていきましょう。
自分の体力面や資金面などを考慮して、続けやすい仕事がおすすめです。
副業として始めるならば、少額で始められるアプリ販売やWebデザイナー、プログラマーなどが挑戦しやすいですが、資格や設備を必要とする業種で本業として働きたいなら、融資を受けられるように事業計画を立ててじっくり準備すると良いでしょう。
起業を検討している場合は、どんな事業にするのか、なぜ起業するのか目的をはっきりさせましょう。
次に、資金調達や必要な資格、法律関係について準備します。
その後、事務所や必要な設備の確保、各種届出等を経て事業を開始します。
女性の起業家も増えており、自分の強みや趣味、特技を活かした業種、女性らしい視点でアプローチしやすい業種などが人気です。
ネイルサロンや家事・育児関係の教室及び代行サービス、カフェ経営などが多く見られます。