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週末起業と副業の違いとは? 業種を決めるアイデアや3つの成功事例を解説

週末 起業

副業時代と言われる昨今、誰もが一度は副業にチャレンジしようと考えると思います。

その中には、将来のことを考えて起業したいという意欲的な方から、起業はしたいが仕事をやめるリスクが怖くて一歩踏み出せずにいる方もいるでしょう。

いざ始めるとなると様々な不安要素が頭をよぎり、結局起業には至らず、これまでと変わらない生活を送っている方も多いのが現実でしょう。

その不安要素を解決するのが『週末起業』と呼ばれる起業方法です。

そこで今回は週末起業について、メリットやデメリット・リスクについて解説をしていきたいと思います。

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そもそも週末起業とは? 副業との違いを解説

本業を行いながら、空き時間を利用し事業を立ち上げるのが週末起業です。

週末起業は本業と並行して事業を推進するため、安定した収入を得つつ、夢への第一歩を踏み出すことができます。

自分のやりたいことを仕事にするわけですから、やりがい、楽しさはもちろんのこと、自分自身のキャリアに幅をもたすことができます。

週末起業と副業の一番の違いは「起業」をするかしないかという点でしょう。

副業はいわゆるバイトなどの既にある仕事を引き受け、本業とは別に収入を得ることを指しますが、週末起業は1から自分でビジネスを作り上げ収入を得ることを指します。

サラリーマンが週末起業を始める6つのメリット

週末 起業 メリット

週末起業は会社勤めのサラリーマンと、とても相性が良い起業方法です。

サラリーマンが週末起業をすることで、下記のメリットが得られます。

それぞれの内容について、見ていきましょう。

本業を辞めずに起業できる

週末起業は、本業を行いながら自分の好きな時に好きなタイミングで好きなビジネスを始められます

本業を辞めずに起業ができるため、退職の手続きといった手間が発生しません。

自分自身のキャリアへつながる

週末起業でビジネスを1から始めることで、ビジネスの全容を把握でき、今後の自身のキャリアアップヘ繋がります。

今後、何らかの理由で転職を考えた際に「起業経験がある」ことで、就職活動が有利になる可能性も考えられます。

万が一失敗しても、リスクが少ない

家族がいる場合、本業を辞めて起業をすることに反対されるケースもあるでしょう。

週末起業であれば本業をやめる必要がないため、もし事業に失敗してしまっても経済的な影響は少なく済み、家族の負担も軽減できます。

複数の収入源ができる

本業とは別に事業を始めるため、収入源を増やすことができます。

終身雇用が終わりを迎えるといわれている昨今では、とても大きなメリットになるでしょう。

成功すれば独立もできる

週末起業でうまくいけば、独立も夢ではありません

ビジネスが軌道に乗ってから起業できるので、失敗のリスクを抑えられます。

本業にはないやりがいを感じられる

週末起業の内容は、自身の得意分野の業種を選択することが多く、本業にはないやりがいを感じられます。

週末起業を楽しめれば、金銭面だけでなく日々の生活面も豊かになるでしょう。

週末 起業

サラリーマンが週末起業を始める4つのデメリット

週末 起業デメリット

週末起業には、リスクも存在します。

サラリーマンが週末起業を始めることで発生するデメリットは、下記の4つです。

それぞれの内容について、見てみましょう。

プライベートの時間が減る

週末起業という名の通り、本業以外の時間での業務となるため、プライベートの時間が少なくなります。

週末に趣味を楽しむライフスタイルを送っていた方にとっては、起業がストレスになるかもしれません。

本業の仕事に支障が出る可能性がある

週末起業は、本来であれば休みの土・日に仕事をしなくてはなりません。

休める時間が少なくなるため、体調やメンタルヘルスを保てなくなり、本業に支障がでるケースも考えられます。

軌道に乗るまでに時間がかかる

週末起業は週末という限られた時間の中でしか、業務ができません。

開業して事業展開に専念する一般的な起業と比較すると、軌道に乗るまでに時間がかかることが考えられます。

副業が禁止されている会社では週末起業がバレる可能性がある

休日に働くことについて許容する会社も増えてきています。

しかし本業以外に仕事を持つことを認めていない会社も、まだまだ少なくありません。

週末起業や副業は、次の内容が原因となり会社にバレるケースがあります。

  • 住民税の増加
  • 同僚・知り合いなどからの密告
  • SNSやインターネットなどから起業が把握されてしまう

就業規則で副業を禁止されている場合、週末起業はできないため、あらかじめ就業規則の内容を確認しておきましょう。

週末起業の業種を決める場合のアイデアの考え方とは?

週末 起業アイデア

週末起業で選択できる業種はさまざまです。

しかしどの業種が自分に合っているのか、わからない方も多いかと思います。

自分に合う業種を選ぶ際は、次の4点に留意すると良いでしょう。

それぞれの内容について、ご紹介します。

自分の好きなことを活かせるか検討する

週末起業は自分の自由時間を消費して、事業展開をしなくてはなりません。

そのため好きな業種でないと、モチベーションが保てなかったりストレスが溜まってしまったりする可能性が考えられます。

また、好きなことであれば、スキルや知識にも自信が持てるのではないでしょうか。

事業を軌道に乗せるには、充分な技術や専門的な知識が必要です。

週末起業の業種に迷っている方は、「好きなこと」から選択してみると良いでしょう。

独立を視野に入れて職業を選ぶ

週末起業をする場合は、独立を視野に入れて職業を選ぶのがおすすめです。

週末起業はやがて、本業の収入を上回る可能性があります。

週末起業の収入が本業以上になったら、独立を検討する時期です。

独立をすれば、事業に割ける時間も増え、より収入アップが見込めます。

そのため、週末起業の業種を選択する段階で、独立を視野に入れることが大切です。

独立をしやすい業種はさまざまですが、自身のスキルや経験に自身がある内容を選ぶと良いでしょう。

リスクの高い業種は考えない

スタートから高額の資金が必要な業種は、充分な自己資金がない限り、週末起業のアイデアとしては避けたほうが良いでしょう。

高額な資金が必要な業種は、リターンが多くないと運営が回らなくなります

充分なリターンが期待できる場合でも、万が一運営に失敗することも考えられるでしょう。

週末だけしか稼働できない週末起業では、経営が頓挫した際にすぐ対応できるとは限りません。

充分な売り上げを得るのに時間がかかるかもしれませんが、週末起業ではなるべくリスクが少ない、スモールスタートでビジネスを開始することをおすすめします。

利益率をきちんと考慮する

薄利多売も1つの戦略ですが、1人でおこなう週末起業では販売管理費がかさむ恐れがあります。

また、商品の梱包費や発送代金、顧客とのやり取りなども、運営で発生する「コスト」です。

低単価の販売価格では、これらのコストに見合う収益を得るのは難しいかもしれません。

数を売る戦略を用いる場合でも、必要最低限の利益率は考慮した上で値段設定をしましょう。

週末起業でおすすめのアイデア5選!

週末 起業アイデア

週末起業をするにあたって、大切なのは選択する業種です。

どのジャンルで週末起業を実現しようか迷っている方は、次の5つのアイデアの中から積極的に選ぶことをおすすめします。

これらの業種・アイデアがおすすめの理由について解説します。

ネットショップ開業|週末起業を考えている女性におすすめ

ネットショップは実店舗を持たずに、BASEなどのECサイトを利用してネット上に出店し、オリジナルの商品などを売る業種になります。

実店舗を持たない分、廃業時のリスクを大幅に減らすことができ、特別なスキルも必要ないため、最初の副業として大変人気の高い業種になります。

せどり・転売|個人事業主としてすぐに活動を始められる週末起業

せどりや転売に関しては、誰もが一度は聞いたことがあると思いますが、簡単に説明すると、「安く仕入れて、高く売る」をして利益を上げる業種になります。

ネットショップとは違い自身で作った商品ではなく、販売代理店として商品を入荷してメルカリなどのフリマアプリで売るのが、鉄板となっています。

こちらも実店舗を持つ必要がないため、廃業時のリスクが低く特別なスキルも必要ない上に、自身で商品を作る必要もないため、比較的時間がかからず運営できることから週末起業で人気の業種です。

また、自身の得意ジャンルであったり、好きな作品・作家の商品がある場合は、その強みを生かしやすいのも特徴です。

例えば本マニアであれば、古本屋などを趣味がてらに巡り、レアな掘り出し物があれば買った金額より上乗せして、フリマアプリなどで売ることで利益を出しやすくなります。

技術提供|週末起業でものづくりなどのスキルを活かす

技術提供はいわゆるフリーランスと呼ばれる、自分のスキルを活かし自身でビジネスをする業種になります。

当然スキルがなくては、仕事を引き受けられません。

そのため元々サラリーマンとして仕事をしていた場合はそのスキルを活かしたり、独立を目指して合間時間で勉強をしてスキルを身につけたりする必要があります。

スキルの内容によっては高い報酬を得られる仕事もあり、技術力の定評を得られれば、固定客が着くこともあります。

固定客を得られれば安定した収入にも繋がるため、次の事業展開への計画も練りやすくなるでしょう。

飲食店経営|料理に自信のある方におすすめ

週末だけ開催をするカフェやパン屋など、週末起業家の中には飲食店を選択する方も多くいます。

飲食店を経営する場合は、料理のスキルが必要です。

たった1つのメニューでも、リピーターを獲得できるほどのクオリティであれば、固定客の獲得に繋がります。

また、近年ではSNSを活用して宣伝をする飲食店経営者も少なくありません。

週末運営は稼働率の低さから顧客数が少なく、効率も悪いようにも思えますが、「週末しか食べられない」という特別感が顧客の期待値を上げ、SNSで話題になる可能性も考えられます。

飲食店運営には「食品衛生責任者」と「防火管理者」の資格と、店舗を構えるための家賃や光熱費など初期投資が必要です。

スタートのハードルは高いですが、食べ物が好きな方や料理の腕前に自信を持つ方であれば、飲食店運営を週末起業の方法として、選択肢に加えることをおすすめします。

エンジニア|本業のスキルを副業にも活かす

エンジニアリングの技術を、週末起業に活かすのもおすすめです。

エンジニアリングの技術は、一朝一夕で得られるものではありません。

簡単に身につけることができない分、企業はエンジニアリングの技術を持つ人材を求めています。

そのためエンジニアは本業とは別に、土日に副業をするだけで、高額な収入が得られることも少なくありません。

コンピューター関連・Web関連の知識を持つエンジニアの方は、本業で培ったスキルを活かした週末起業を、ぜひ検討してみてください。

週末起業の成功事例3選

週末 起業成功事例

週末起業の成功事例から学べることは多くあります。

週末起業を実現する予定の方は、ご紹介する成功事例の内容を見て、自身のモチベーションに活かしてみてください。

for style|本業のスキルを活かした週末起業

「for style」は、久野梨沙氏が運営するパーソナルスタイリングを提案する事業です。

元々はアパレル業界で働いていた久野氏は、週末だけパーソナルスタイルの副業をしていました。

パーソナルスタイルとは、個人の雰囲気や好みなどをヒアリングし、その人に合ったファッションコーディネートを提案する仕事のことです。

月に10〜15万円ほどの売り上げを週末起業で得ていましたが、事業が波に乗ったことで副業を本業へと移行しました。

kazufoto|趣味を活かした週末起業

kazufotoの代表である橋本和典氏は、元々はカメラメーカーのエンジニアとして活躍していました。

カメラは彼の趣味の1つでしたが、橋本氏が本当に好きなのはカメラの構造やうんちくよりも撮影そのものだったそう。

週末はカメラを片手にあちこちへと脚を伸ばし、魅力ある数々の風景や人物を、写真に納めてきました。

そうして納めた写真は写真展に展示。

ファンがつくようになると、写真を購入する方や撮影を依頼する方も増したそうです。

写真撮影の売上げが好調に伸びていき、やがて橋本氏は独立を決意します。

趣味でおこなっていた週末起業が成功した、とてもわかりやすい事例です。

かつらウィズ|ユーザーの悩みをきっかけに週末起業

かつらウィズの創業者である宮崎弥生氏は、それまで全く異なる業種の仕事に従事していました。

しかしあるとき、かつらユーザーの悩みを耳にする機会があったそう。

当時、かつら業界の最大の課題は価格設定とされていました。

「良いカツラは高い」が定説であり、誰もが満足できるカツラを手に入れることは困難な状況だったのです。

ホームページ制作の知見があった宮崎氏は、良いカツラであってもインターネットや情報を駆使すれば、安く提供できることを確信していました。

カツラに関する知識がゼロの状態から立ち上げた事業は見る間に波に乗り、現在では子どもや女性のユーザーも数多くいる大手カツラ企業へと成長しています。

週末起業で成功する秘訣

週末起業で成功するには、次の2点を意識することが大切です。

それぞれの詳細について解説します。

お金をかけずに起業する

効率的にお金を稼ぐことだけを考えるのであれば、ビジネスとしていかにリスクを抑え、利益を出すかを考えるべきです。

例えば自分で作成したものや仕入れたものを販売して利益を得るネットショップなどがあります。

実際に店舗を契約してお店を開くよりも、ネット上で低コスト、低リスクで始めることができるため、週末事業に向いていると言えるでしょう。

しっかりした計画をたてる

本業と並行して事業を行っていくことはそう簡単なことではありません。

週末起業を始めるにあたりモチベーションは上がりますが、本業に支障が出ないよう、スケジュール管理や体調管理が大切になってきます。

事業に注力するあまり、本業がおろそかになってしまっては元も子もありません。

無理のないスケジュールを組み、体にも負担の少ない事業計画をしていきましょう。

週末 起業

週末起業を始めるための5つの方法

週末 起業方法

週末起業を始めるにあたって、次の5つの手順を押さえておきましょう。

それぞれの詳細について、解説します。

会社の就業規則を確認する

週末起業をするにあたって、最初に会社の就業規則を確認しましょう。

会社によっては副業を禁止しているケースがあります。

規則を破って週末起業をおこなえば、罰則を与えられる可能性も考えられます。

しかし会社に事情を説明することで、就業時間以外の土日の副業が認められるケースも少なくありません。

また「会社の宣伝になる」「スキルアップになる」といった会社にとってプラスになる週末起業であれば、好意的に受け止めてもらえる可能性もあります。

就業規則の内容をよく把握し、規則によって副業がNGである場合は対策を検討してみましょう。

目標から逆算して週末起業する業種を明確にする

週末起業の業種を選択する目安はさまざまですが、何よりも無視できないのが「目標が達成できる業種であるかどうか」という点です。

週末起業において「楽しむ」ことを目標としているのであれば、収入の面は意識をしなくても良いでしょう。

しかし優先するべき目標が「〇〇円の売上」といった収入に関する内容の場合は、「好きなだけ」で選んだ仕事では目標が達成できず、フラストレーションが溜まってしまうかもしれません。

そのため、週末起業で何を達成したいのか、求めるものを明確にした上で、業種を絞っていくことをおすすめします。

事業計画を作成する

週末起業を継続するにあたって、事業計画を作成しましょう。

事業計画があることで、週末起業の運営指針がより明確になります。

また、計画が頓挫した際や壁にぶつかった際も、事業計画によって先が見越せていれば、慌てずに済みます。

事業計画では数年単位での売り上げ金額の目標を立てるのも良いですが、小さなハードルをいくつも設定して、モチベーションを満たしていく方法がおすすめです。

たとえば、「SNSアカウントを作る」「フォロワーを100人にする」「1ヶ月以内に〇〇個販売する」といったふうに、実現できそうな内容から順に、計画を練っていくと良いでしょう。

資金や人材の準備を進める

週末起業をするにあたって、必要な資金の準備を始めましょう。

自己資金を用意しておくだけでなく、金融機関の融資やクラウドファンディング、支援金や助成金などの利用も、必要であれば検討しておくことをおすすめします。

資金に余裕を持ってスタートを切れれば、運営時に壁にぶつかった際、選択肢を広げやすくなるでしょう。

また、週末起業の多くは1人でおこないますが、業種によってはビジネスパートナーがいたほうが良いケースもあります。

事業の規模によって、人材の確保も視野に入れておきましょう。

個人事業主の開業届を税務署に提出する

週末起業をする際は、個人事業主として活動することをおすすめします。

個人事業主は開業届を税務署に提出するだけでOKです。

複雑な手続きや高額な費用も必要ないため、簡単に開業ができます。

個人事業主として屋号を持ち活動をすることで、より気持ちが引き締まり、事業へも意欲的に取り組めるでしょう。

週末起業に関するよくある質問とは?

週末 起業よくある質問

週末起業に関してよくある次の3つの質問について、解説します。

会社員で副業をしている割合はどのくらいなの?

厚生労働省が令和2年におこなった調査「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」によると、副業をしている人の割合は、会社員全体の9.7%という結果が出ています。

同調査によると、副業をする理由として多いのは「本業の収入が不足しているから」という内容です。

プチ起業とは?

プチ起業とは、小さな事業を興すことを指し、本業を持つ方や忙しい方でもできる起業方法です。

週末起業と似ていますが、週末起業が土日の休みの日しか稼動しないのに対して、プチ起業は平日の隙間時間や空いた時間なども活用する傾向にあります。

副業法人のデメリットとは?

副業法人にはデメリットがあります。

費用がかかる、決算処理が煩雑になる、赤字でも税金を支払う必要がある、勤め先の会社にバレるリスクなども考えられるでしょう。

週末起業を考えている方にはバーチャルオフィスの利用がおすすめ

自分で新たに何かビジネスを始めるということは、不安要素が多く現状維持を選択してしまう方が大半でしょう。

今回ご紹介をした週末起業は自分で空いてる時間を活用して、現状を変えることのリスクを大幅に減らしつつチャレンジができます。

今の仕事に不満を持ちつつ毎日を過ごしている方、本当は何かに挑戦したいが一歩踏み出せない方、いつか起業したいという方は、週末起業を検討してみてはいかがでしょうか。

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