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スタートアップ企業が資金調達する方法5選! 資金調達の方法やラウンドを解説

スタートアップ企業 融資

「スタートアップ企業が資金調達する方法は?」
「スタートアップ企業の資金調達が必要になるラウンドは?」

このような疑問をお持ちではありませんか?

スタートアップ企業が資金調達する方法は、日本政策金融公庫ベンチャーキャピタル銀行からの融資や投資です。

また、クラウドファンディングを開催して資金を調達しているスタートアップ企業も多くなっています。

本記事を読むと、スタートアップ企業が資金調達をするうえで、必要な知識を覚えられます。

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スタートアップ企業で資金調達が必要になるラウンドを4つ紹介

スタートアップ企業で資金調達が必要になるラウンド

スタートアップ企業には、資金調達が必要になるタイミングが大きく分けて4つ存在します。

それぞれ説明します。

シード期:創設期

シード期とは、設立されて間もないスタートアップ企業を指します。

シード期で調達した資金の使い道は、主に製品開発や市場調査です。

そのため、シード期の資金調達は企業の基盤を築くために必要不可欠といえます。

一般的には、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル、日本政策金融公庫からの資金調達が多くを占めます。

アーリー期:成長期

アーリー期とは、初めて商品を市場に投入する重要なラウンドです。

アーリー期は、製品開発や事業立ち上げに必要な資金調達が中心となります。

シード期に引き続き、開発費や運営費に対する資金が主な目的です。

さらに、事業の拡大に伴う企業再編もアーリー期に行われます。

アーリー期での資金調達は、将来の成長へ欠かせないステップです。

シリーズA:発展期

シリーズAとは、サービスや製品が市場に正式投入され、企業の動きが本格化する期間です。

初めて商品を市場に出すケースが多く、開発費用の他に広告費用も必要な資金です。

融資を受けると、スタートアップは成長のための資金を確保し、事業拡大を図れます。

市場への影響力を高め、ブランドの確立を目指す重要な時期といえるでしょう。

シリーズB:成熟期

シリーズBとは、サービスや製品の売り上げが安定して、軌道に乗った経営ができる頃です。

シリーズBでは、競合との差別化を図るため、広告や営業に関する投資が多くなります。

また、製品やサービスの質を向上させ、顧客のニーズに応え続けるための開発費も増加します。

シリーズC:転換期

シリーズCとは、サービスや製品の売り上げが安定し、新たな商品開発をするラウンドのことです。

シリーズCでは、新商品の開発だけでなく、社内の安定化にも重要な役割を果たします。

社内体制の整備や人材費、上場に向けた管理費などの資金が必要です。

融資を通じて、スタートアップは上場企業へと成長できる準備を整えられます。

スタートアップ企業 融資

スタートアップ企業にオススメの資金調達方法5選

スタートアップ企業にオススメの資金調達方法

スタートアップ企業にオススメする資金の調達方法は、次の5つです。

それぞれ説明します。

日本政策金融公庫からの融資

スタートアップ企業が融資を受けたいなら、日本政策金融公庫に相談してみましょう。

日本政策金融公庫から融資されるべき段階は、シード期に当てはまるスタートアップ企業です。

日本政策金融公庫には、新たな事業者や企業を支援する「新創業融資制度」があります。

具体的な内容は、新たに事業を始める方に対して、無担保・無保証人で融資する制度です。

日本政策金融公庫は、新しい事業や企業の発展を政策的に支援しているため、新たに創設された企業に対して手厚く支援します。

スタートアップ企業を創設したい方やシード期にいる方は、利用してみましょう。

ベンチャーキャピタルからの出資

ベンチャーキャピタルとは、設立したばかりの企業に投資する会社を指します。

ベンチャーキャピタルからの出資を受けるべきラウンドのベンチャー企業は、シード期とアーリー期の企業です。

ベンチャーキャピタルから受けた出資は、返済する義務がないことや無担保というメリットが挙げられます。

他の資金調達方法とは違い「融資」という形ではなく、「出資」という形態を取っているため、返済の義務がありません。

返済義務や担保がいらないというメリットがある一方で、経営に関与される可能性があります。

ベンチャーキャピタルに株式を譲渡しすぎると、経営権を握られます。

資金調達という目先の利益を意識しすぎて、自分の思うような経営ができなくなることは避けましょう。

銀行からの融資

銀行からの融資は、条件を達成できれば大きな金額を借りられます。

銀行からの融資を受けるべきラウンドのベンチャー企業は、シリーズBの企業です。

銀行は、返せる見込みのある企業にのみ融資をおこなっているため、実績や経営が安定している企業にしか融資しません。

そのため、経営が軌道に乗る必要があります。

銀行に融資をしてもらうときは、「プロパー融資」を受けるのがよいでしょう。

エンジェル投資家からの出資

エンジェル投資家とは、設立前や設立したての企業に対する投資をおこなう個人投資家のことを指します。

エンジェル投資家に出資してもらうべきラウンドのベンチャー企業は、シード期の企業です。

エンジェル投資家は、個人投資家のため、比較的小規模の出資になるでしょう。

また、出資と合意してから着金するスピードも早いです。

エンジェル投資家は、ベンチャーキャピタル同様に出資という形態を取っているため、経営に関与してくる場合があります。

起業家や経営者などが多いため、ベンチャーキャピタルよりも経営に関与してくる可能性が高いといえます。

クラウドファンディングの利用

クラウドファンディングとは、クラウドとファンディングを組み合わせた造語であり、個人がプロジェクトに対して出資を行うものです。

クラウドファンディングを利用すべきスタートアップ企業は、アーリー期の企業です。

クラウドファンディングは、以下のような形態に分かれています。

  • 購入型|サービスやもののリターン
  • 寄付型|リターンなし
  • 金融型|金銭的なリターンあり

株式会社であれば、支援の金額によって株式を譲渡する「株式型」が好まれています。

クラウドファンディングには審査がなく、素早い資金調達をできる強みがあります。

スタートアップ企業が資金調達をした後に失敗しないコツ

スタートアップ企業が資金調達をした後に失敗しないコツ

スタートアップ企業は、資金調達をした後に資金繰りで失敗してしまい、倒産することが多いです。

本章では、スタートアップ企業が資金調達で破産しないためのコツを紹介します。

それぞれ説明します。

調達した資金の優先順位を決める

資金調達をした後は、必ずどの支出にいくら使うのかを明確にしましょう。

とくに、広告費人材費に偏りがちな配分は避けるべきです。

なぜなら、広告費や人材費は、資金を投入しても効果がわかりづらいためです。

そのため、設備費や開発費など変化が見やすい分野への投資を実施しましょう。

資金調達をした後、お金を返せないスタートアップ企業は、少なくありません。

スタートアップ企業は、成長できるような支出に投資して起業を発展させましょう。

資金調達先の調達完了期間を把握する

資金調達を行う際に、資金の調達完了期間の把握は不可欠で

日本政策金融公庫や地方自治体の融資は、1か月程度で完了します。

一方、信用金庫を利用した場合、1~3か月と調達期間にずれがあります。

したがって、資金調達先によって期間が異なるため、企業は計画的に資金調達を行ってください。

急いで資金を必要としている場合は、調達先の完了期間を考慮に入れることが大切です。

投資家に株式を渡しすぎないようにする

スタートアップが資金調達を行う際、投資家に株式を渡しすぎないことが重要です。

会社の株式を必要以上に譲渡してしまうと、経営に危険が生じるかもしれません。

とくに、株主に経営権を握られることは、創業者や経営者にとって大きな問題となります。

最悪の場合、経営方針の相違から解雇されることもあり得ます。

そのため、資金調達の際は、株式の譲渡比率を慎重に考慮しましょう。

スタートアップ企業 融資

スタートアップ企業の資金調達に関するよくある質問

スタートアップ企業の資金調達に関するよくある質問

最後は、スタートアップ企業の資金調達に関するよくある質問に解答します。

スタートアップ企業の資金調達に関するよくある質問を知ると、今よりも資金調達に関する知識が蓄えられるでしょう。

スタートアップ企業を創設したい方は必見の内容のため、ぜひご覧ください。

スタートアップ企業の資金調達を学ぶためにオススメの本は?

スタートアップ企業を創設して資金調達にお困りの方は、『スタートアップファイナンス 起業で失敗しない「おカネ」とのつき合い方』がおすすめです。

この本は、税理士として起業・創業する人を見てきた著者が、資金調達や会計の基礎知識を教えてくれる本です。

主に、ITやコンテンツ系の分野が触れられています。

しかし、本書の内容は全分野に共通して必要な基礎知識です。

そのため、起業・創業を考えている方はぜひ手に取ってみましょう。

スタートアップ企業が資金調達のために海外投資家を頼れる?

未上場のスタートアップ企業でも海外から資金調達できます。

しかし、以下のような難しさがあることは覚えておきましょう。

  • 資金調達できるまでが長い
  • 海外投資家向けの人材を集められない

海外投資家に投資してもらうメリットは、少ない傾向があります。

そのため、国内の金融機関や投資家から融資や出資を受けられるようにしましょう。

2023年でスタートアップ企業が資金調達した例を知りたい

2023年の1月〜7月にかけて資金調達をした代表企業は以下のとおりです。

順位社名調達金額(百万円)
1Teleexistence230.0
2FRDジャパン210.0
3キャディ118.0
4Synspective50.0
5フロンティア・フィールド39.0
6クリーンエナジーコポレーション31.8
7アイ・グリッド・ソリューションズ30.0
8デイブレイク20.0
9パワーエックス19.2
10EX-Fusion18.0
11フォトラクション17.0
12アルファコード16.2
13アソビュー15.0
14Olive Union11.0
15Mint Town10.0
16CHITOSE BIO EVOLUTION10.0
17ノベルクリスタルテクノロジー9.5
18GVA TECH8.0
19サイキンソー8.0
20Citadel AI5.2
STARTUP DBより

オフィスのないスタートアップ企業はNAWABARIで信頼度をあげよう!

スタートアップ企業 融資

本記事では、スタートアップ企業の資金調達方法を解説しました。

それぞれのラウンドによって融資や出資を受けるべき取引相手が異なってくるため、自社に合った方法で資金調達しましょう。

また、スタートアップ企業が資金調達を失敗しないためには、次のことに注意してください。

資金調達をしたいと考えているけど、事業用の住所をお持ちでないスタートアップ企業は、バーチャルオフィスの「NAWABARI」を利用しましょう。

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