
INTERVIEW 三井住友銀行 × NAWABARI インタビュー
「バーチャルオフィスだと法人口座は申し込めない」は過去の話? SMBCの新サービス『Trunk』が切り拓く、起業と法人口座の新常識
起業時の最初のハードルとも言われる「法人口座開設」。特にバーチャルオフィスを利用する場合、「メガバンクは相手にしてくれないのではないか」という不安を持つ起業家は少なくありません。
今回は、三井住友銀行(SMBC)が提供する法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」のご担当・柳澤隆大様にインタビューを実施。最短翌営業日で口座開設が可能というサービスの裏側に迫ります。

株式会社三井住友銀行 柳澤隆大様 三井住友銀行が提供する、法人口座開設から決済、融資までをワンストップで提供するデジタル総合金融サービス「Trunk」の推進を担当。
バーチャルオフィスは「特別なもの」ではない。リアルな現状
本日はよろしくお願いします。早速ですが、近年利用者が増えている「バーチャルオフィス」について、銀行側としてどのような印象をお持ちでしょうか? 率直なところを伺わせてください。

柳澤様(以下、敬称略):
当行としては、バーチャルオフィスを特別なものとは捉えていません。むしろ、スピーディーに事業を開始されたいお客さまや、ご自宅の住所を公開したくない方にとって、非常に有用なサービスだと認識しています。
「Trunk」をお申し込みいただくお客さまの中にも、バーチャルオフィスを利用されている方は多くいらっしゃいます。
「バーチャルオフィスだと申し込みができない」という噂を耳にすることもありますが、その点はどう変わってきているのでしょうか?

柳澤:
明確にお伝えしたいのはTrunkでは「バーチャルオフィスだから」という理由だけでお断りすることはない、ということです。
重要視しているのは、バーチャルオフィスを利用しているか如何ではなく、事業の実態がどうかという点です。そのためお申込に当たっては、事業内容を明確に説明できること、そしてその実態を示す資料の準備が重要になります。
お手続きをスムーズに進めるためにも必要書類を事前に確認しアップロードできるように準備してくのが良いと思います。

「早い・安い・便利」を追求。SMBCがデジタルサービス「Trunk」を作った理由
5月にリリースされた「Trunk」ですが、なぜメガバンクであるSMBCがこのようなデジタル特化のサービスを始めたのでしょうか?

柳澤:
正直に申し上げますと、これまでの当行の法人向けサービスは、設立したばかりのスタートアップ企業様にとって必ずしも使い勝体の良いものばかりではありませんでした。
「支店に行かなければならない」「手続きが複雑」といった課題に対し、スマホ一つで完結し、早く、安く、便利に使えるサービスを提供したい。そんな思いから生まれたのが「Trunk」です。
コンセプトは、いわば金融版の「早い、安い、うまい」です(笑)。
企業経営において、これがあれば十分という機能をしっかりと備えた上で、シンプルで使いやすいUI/UXを追求しました。
サービス名の「Trunk」にはどのような意味が込められているのですか?

柳澤:
2つの意味があります。1つは「旅行鞄(トランク)」。起業という旅のお供に、常に携えていただける存在でありたいという思いです。
もう1つは「木の幹(Trunk)」。最初は小さな芽でも、大木へと成長していく企業の「幹」として、ずっと寄り添い続けたいという願いを込めました。
成長フェーズに合わせて銀行を乗り換えるのではなく、創業期からずっと使い続けていただけるサービスを目指しています。

「最短翌営業日」での開設も。メガバンクの常識を覆すスピード感
実際のサービス内容について伺います。特に驚かれるポイントはどこでしょうか?

柳澤:
やはり「口座開設のスピード」ですね。これまでの法人口座開設は、お申込みをいただいてから結果のお伝えに数週間から場合によっては1ヶ月を超えるほどお待ちいただくことも珍しくありませんでした。
「Trunk」では、これを抜本的に見直し、「最短翌営業日」での口座開設を実現しています。
翌営業日はすごいですね! 手続きも見直しがされているのでしょうか?

柳澤:
はい。これまでのお客さまにはご不便をおかけしていたと思いますが、以前は200項目近くの入力を行った上で、多くの書類準備が必要でした。
Trunkでは、本人確認はマイナンバーカードや運転免許証のスマホ読み取りで実施。提出書類も基本的には1点アップロードしていただくだけです。契約書や請求書、あるいは事業計画書など、事業実態がわかるものをご用意いただきます。これらがスマホやPCを使ったオンラインで完結し、所要時間も20分程度で申込を済ませられます。
振込手数料などのコスト面はいかがですか?

柳澤:
他行宛の振込手数料を145円(税込)に設定しており、これは国内最安値水準です。
また、日本政策金融公庫の返済や社会保険料、各種税公金などの口座振替(引き落とし)にも対応しているため、普段お使いいただく上で「Trunkさえあれば十分」という機能が備わっていると自負しています。

起業家へのメッセージ。「まずは ぜひ 申し込み いただきたい 」
最後に、これから起業される方や、口座開設を検討されている方へメッセージをお願いします。

柳澤:
「メガバンクは敷居が高い」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、Trunkに関しては全くそんなことはありません。
学生さんのような若い起業家の方からのお申し込みを始め、日本全国から老若男女問わずお申し込みを頂戴しております。
我々としては、起業家の皆様には銀行手続きのような「手間」に時間を取られず、本業に100%の力を注いでいただきたいと思っています。そのためのインフラとして、ぜひ身構えずに「Trunk」の活用検討をしていただければ嬉しいです。







