リモートワークが進み、人々の働き方が昨今変化してきました。
その中でにわかに注目を浴びてきているのが「シェアオフィス」の存在です。
多くの人がシェアオフィスを利用して、フレキシブルな働き方を実践しています。
そこで今回はシェアオフィスについて、メリット・デメリットから、選び方のポイント、東京にあるおすすめのシェアオフィスなどを含めて徹底的に解説していきます。
バーチャルオフィスお探しの方必見！
シェアオフィスとは
シェアオフィスとは、1つのオフィスを複数の企業や個人がシェアして使うオフィスです。
従来弁護士や税理士などの士業が、開業時に1つのオフィスを複数人でシェアすることがほとんどでした。
しかし働き方改革などによりシェアオフィスの需要が拡大され、個人事業主から一般の会社員まで、幅広い職種の人がシェアオフィスを利用しています。
現在は東京を始めとする首都圏を中心に、1,000件以上のシェアオフィスが運営されています。
シェアオフィスのメリット・デメリット
シェアオフィスのメリット
シェアオフィスのメリットとしてまず挙げられるのが費用の抑制です。
オフィスを借りるとなると月々の賃貸借契約費用が発生します。
のみならず、光熱費やオフィス什器を一通り揃える費用も必要です。
シェアオフィスであれば、一定の月額料金を支払うだけでそれ以上の費用は発生しません。
オフィス什器も自由に使えます。
したがって、初期費用をとにかく抑えたい個人事業主や、現状のオフィスの賃料が高額で困っている企業におすすめです。
メリットの二つ目は、シェアオフィスを利用すると、低価格で都内の好立地に住所を構えることが可能な点です。
シェアオフィスでは、オプションとして住所の貸し出しや法人登記が可能です。
シェアオフィスの住所が好立地であれば、それだけ取引先や顧客の信用が高まります。
さらにシェアオフィスでは、多彩な業種の人々が一つのオフィスで働いています。
そのため、ちょっとした空き時間に交流を図ったり、情報共有をしたりすることが可能です。
ここで出会う人と、将来のビジネスパートナーになる可能性も秘めているのです。
個人で作業するよりも人脈を広げるチャンスがあるというのも、シェアオフィスのメリットです。
シェアオフィスのデメリット
1つのシェアオフィスで様々な人が働くということは、時としてデメリットに働く場合もあります。
多くの人が行き交うことで、雑音や騒音が気になる人もいるでしょう。
また、情報の漏洩やセキュリティの心配も出てきます。
しかしながら、こうしたデメリットは、オプションで解決が可能です。
殆どのシェアオフィスでは、オプションとしてパーテーションで仕切られたデスクや個室を用意しています。
オプションを上手く活用することで、デメリットを最小限に抑えることができます。
シェアオフィス選びのポイント
シェアオフィスを選ぶ際には、以下で挙げるポイントを考慮に入れることで、効果的に利用できます。
用途で選ぶ
シェアオフィスを利用する目的によって、シェアオフィスを選んでみましょう。
例えば、異業種との交流を目的とする場合には、間取りが広くて多くの人が働き、オプションとしてビジネス交流会が設けられているようなシェアオフィスが良いかもしれません。
逆に作業に集中したい場合には、規模が小さく、固定席や個室が用意されているシェアオフィスの利用が適切です。
立地条件で選ぶ
シェアオフィスの立地は重要です。
シェアオフィスの住所で法人登記などをする場合には、取引先の社会的信用を高めるために都内の好立地を選びましょう。
また、会社の本社との距離や、営業先との距離を考えながら決めるのも大切です。
他方で、頻繁にシェアオフィスに通うことを想定している場合には、自宅から通いやすい立地を選ぶことも考慮しましょう。
施設で選ぶ
シェアオフィスの数が増える中で、差別化として施設の充実が図られています。
最新のオフィス什器を揃えているところや、会議室やラウンジを設備しているところ、軽食のサービスを用意しているシェアオフィスもあります。
必要な施設が何かをよく考えてから、シェアオフィスを選ぶことも重要です。
価格で選ぶ
シェアオフィスの利用目的の多くが、発生費用の抑制です。
好立地であったり、施設が充実しているシェアオフィスは、高額になる傾向があります。
シェアオフィスにどれだけ費用を割り当てられるかを考慮して選んでください。
また、月額料金の他に、1日料金で利用ができるシェアオフィスもあります。
併せて検討してみてください。
東京にあるおすすめシェアオフィス10選
リージャス 丸の内新国際ビルビジネスセンター
千代田区丸の内という好立地にあるシェアオフィスです。
24時間利用が可能で、プランも充実しています。
利用者には、国内にあるリージャスのビジネスラウンジが使える特典も付いてきます。
ビジネスエアポート
東急不動産が運営する内装がおしゃれなシェアオフィスです。
会員になると、東京・丸の内など関東にある19拠点全てを使えるため、日によって働く場所を変えたい人にはおすすめです。
ビズスマート青山
港区青山という好立地にありながら、1人単価が5万円前後という低価格で利用できるシェアオフィスです。
ラウンジやスモーキングルームも用意されています。
エグゼクティブセンター世界貿易センタービル
浜松町駅から徒歩1分という立地に、2021年3月に建設されたばかりの世界貿易センタービルにあるシェアオフィスです。
窓からは都内が一望でき、高級家具を揃えているため、快適に働くという目的を持つ人におすすめです。
ナレッジソサエティ
九段下駅から徒歩30秒にあるシェアオフィスです。
セミナールームが1時間110円で借りられる他、動画撮影スタジオなどがあるため、動画投稿者など多様な職種の人たちが利用しています。
CASE Shinjuku
高田馬場駅から徒歩1分にあるシェアオフィスです。
コワーキングスペースが1時間500円、1日2000円で借りられるため、シェアオフィスがどういうものかを試す場所としても有効です。
ワークスタイリング渋谷
三井不動産が運営するシェアオフィスです。
会員になると渋谷の他、全国150箇所あるシェアオフィスを利用できます。
高いセキュリティと勤怠管理システムを導入しているため、主に法人が利用しています
マリアハウス
エステやネイルサロンなどのビューティービジネスに特化した、原宿にあるシェアオフィスです。
スタッフのほとんどが女性で、エステベッドの貸し出しも行っています。
MIRAI GINZA
銀座にあるシェアオフィスです。
利用者の人材交流・情報交換を大切にしている他、不動産ベンチャー独立起業家や宅建取得者などの独立をバックアップしています。
CROSS COOP新橋
新橋にあるシェアオフィスです。
高速インターネットを完備し、テレワークにも最適なオフィスです。
オートロックや顔認証システムで、セキュリティ面も安心といえます。
シェアオフィスとバーチャルオフィスはどちらがおすすめ?
シェアオフィスと似たオフィスに「バーチャルオフィス」というものがあります。
バーチャルオフィスはシェアオフィスと全く形態が異なるので、それぞれの違いや用途をよく理解する必要があります。
シェアオフィスとバーチャルオフィスの違い
バーチャルオフィスとは、実際の作業スペースを持たず、オフィスの住所の貸し出しを行うサービスです。
住所の貸し出しにより法人登記を行える他、専用電話番号の貸し出し、郵便物の転送、秘書代行といったシェアオフィスと同様のサービスもあります。
また、オプションによっては専用の会議室を貸し出してくれる所もあります。
シェアオフィスとバーチャルオフィスの違いは、実際にワークスペースを持てるかどうかという点にあると言えます。
シェアオフィスがおすすめの人
オフィス什器が揃えてあるオフィスで快適に作業したい人にとっては、シェアオフィスの利用がおすすめです。
また、事業を始めるにあたり、開業要件として専用の作業スペースが必要な場合もあるでしょう。
そうした場合には、シェアオフィスの利用を推奨します。
さらに、同じシェアオフィスでの異業種交流を積極的にしたい人にも、シェアオフィスの利用がおすすめです。
バーチャルオフィスがおすすめの人
社会的信用を高めるため、バーチャルオフィスで都心の住所を会社の所在地として使用し、実際の作業は自宅や近所のカフェで行いたいという人への利用がおすすめです。
また、バーチャルオフィスは申込みから利用開始までの期間が短いのが特徴です。
事業を立ち上げて、すぐにビジネスに集中したい人にも推奨します。
例えば、バーチャルオフィス「NAWABARI」では、申込みから1～2営業日で利用が可能になり、月額980円から住所の貸し出し、電話要件転送、郵便物受け取りなどのサービスを展開しています。
初めてバーチャルオフィスを利用する方は、検討してみてください。
まとめ
上のように、東京には様々なシェアオフィスが点在しているので、目的に応じて選ぶことが大切です。
また、シェアオフィスではなくバーチャルオフィスの利用を検討してみるのも大事です。
住所の貸し出しだけを希望するのであれば、バーチャルオフィスで十分です。
特に、バーチャルオフィス「NAWABARI」は月額1,100円から利用可能。
業界最安値水準の価格で利用できるため、初めてバーチャルオフィスを利用するという方は、検討を推奨します。
バーチャルオフィスお探しの方必見！
